木造住宅(徳島県鳴門市)
2013年05月31日
イエシロアリの被害例(1)
徳島県海部郡海陽町
木造2階建ての住宅です。
イエシロアリに狙われると、致命的な被害を受けてしまう見本のような現場です。
床は傾き、柱・梁は言うに及ばず屋根まで上がって食害していました。
梁からは、蟻道の材料となる蟻土が噴きだしています。
これは、梁の中に「分巣」と呼ばれるイエシロアリの宿場町のような巣が造られている為です。
画像では、分巣が成長して梁がボッコリと膨らんでいる様子がわかります。
この分巣が、がん細胞のように建物の中を転移していきます。
気がついた時には手遅れになっている事も多く、まさに「建物の癌」という印象を受けさせられます。