木造住宅(徳島県徳島市)

ヤマトシロアリの被害例(9)

徳島県徳島市富田橋

ヤマトシロアリの被害例
ヤマトシロアリの被害例
昭和8年築の木造2階建て住宅です。

昭和21年の南海地震をくぐり抜けてきた住宅ですが、県の耐震診断でお伺いしました。

リフォーム屋さんで、住宅改修されているとの事でしたが、天井裏を調査して驚きました。

2階の床梁は、約3mにわたってシロアリに食害されて中身はカスカスで、屋根と2階の重量で垂れ下がっていました。

その床梁に接合しているはずの小屋梁は先端が無くなって繋がっていません。

それをリフォーム屋さんは、2本の細いタル木で吊ってるだけの、お粗末な仕事をしておりました。

もちろん耐震診断はアウトの判定です。

この後、食害にあった梁に樹脂を注入して固め、添え梁や柱新設などの補強策を施しました。