シロアリの種類と特徴

ヤマトシロアリ

都市部・山間部どこにでも生息

北海道北部を除くほとんど日本全土に分布しています。
一つの巣に生息する頭数は2,000~30,000頭と比較的小規模ですが、一軒の建物に複数の巣がある事が多く、その被害は侮れません。
小松島市の物件では、新築後10年少々で1階の土台・柱はもちろんの事2階の床梁まで深刻な被害を受けてしまっていた事例があります。

特徴

  • 羽アリは、首元だけ赤く、頭・体、羽根とも黒色です。
  • 近所の公園などで簡単に見つけることができます。
  • 徳島県のシロアリ被害の約8割は、ヤマトシロアリに拠るものです。

イエシロアリ

南方系の激烈な破壊者

徳島県では鳴門市・海部郡など温暖な海沿いの地域を中心に分布しています。
一つの巣に生息する頭数は数十万等~数百万頭の巨大集団です。
そのため食害スピード・食害範囲ともに驚異的なものがあり短期間で建物に致命的な被害をあたえます。
鳴門市の物件では断熱材を巻いた給湯管を伝って2階の浴室へ直接侵入し浴室の土間や壁の中に巨大な巣を作っていた事例があります。

特徴

  • 羽アリは、体色が赤茶色、羽根は白い半透明です。
  • 近年主流の[ベタ基礎・パッキン工法]でも重大な被害を受けてしまいます。
  • 阪神・淡路大震災での建物倒壊の主要な原因の1つと目されています。